及川恒平氏CDミックス

久しぶりに恒平さん(マイミクでもあります)に会った。どのくらいかと言うと恒平さんの前のソロCD「ほしのはだ」の発売記念コンサート以来なのだから3年ぶりくらいだ。
及川恒平さんに初めて会ったのは93年くらいのことだからもう15年も昔のことになる。音で出合ったのは僕が中学生の時に「六文銭」というフォークグループで歌っている恒平さんを聞いているので・・・・30年以上も前??
いつの間にか長いお付き合いになってしまった。その間「引き潮」「しずかなまつり」「ほしのはだ」という恒平さんの近作CD三枚で、録音・演奏・ミックスなどに関わらせてもらった。最近はフォークブームで、恒平さんが小室等さん、四角佳子さんという往年の「六文銭」と組んだ「まるで六文銭のように」というグループも盛り上がっている。忙しくて恒平さんも中々ソロ活動ができないのかな?なんて思っていたのだけど。。
ある日突然、今回も突然メールがやってきて、恒平さんは飄々と現れた。新しいソロCDのために録音したので、僕がミックス・マスタリングを担当することになったのだ。
いやそれにしても相変わらずという言葉を使っていいのかどうか、圧倒的な歌の世界だ。「歌が上手い」人というのは勿論音楽業界の中には沢山いるし、僕の知り合いでも沢山いるのだけど、恒平さんの歌の「うまさ」というのは、どんな人とも比べられない独特なものがある。歌そのものが自らの命を得て輝きだすようなエネルギーと躍動感に満ち溢れている。恐ろしくストイックなようで、恐ろしく無邪気で、いい加減(笑)だ。
今回もいつもと同様「いつものようにやってくれればいいから」というだけで具体的な注文は一切せずに恒平さんは飄々と去っていった(爆)・・・・しかも締切りさえもない。こういう注文が一番気が抜けないかもしれない。
とりあえず全18曲取り込みがすんだところ(ここまでが一苦労でした)。これから毎日少しづつ進めていこーっと。