ドゥービー・ブラザーズ

NHKのBSでドゥービー・ブラザーズが96年にやったライブというのをやっているので、恐々覗いてみた(笑)。恐々というのはこういう「往年のバンド」の復活ライブの数々を見てはがっかり、悲しくなった体験が余りにも多いからだ。
ところが、何かこのドゥービーはもう出だしからスゴク良かった。バンドとしてパワーがあるし、フロントのトム・ジョンストンが元気で声に衰えが無いのが嬉しいかぎり。
ドゥービーは初来日が1976年だっただろうか?メンフィスホーンズを従えての武道館ライブに行きましたよ〜!!でも来日直前になってトム・ジョンストンが来ないということでちょっとがっかり。代わりに来るというマイケル・マクドナルドなるキーボーディストがどんな人かも知らないし、この時も期待外れになるかなあ?と思ったのだけど、いやあ、このライブは本当に凄かった。マイケルが加わったことでややソウル、R&B系の味わいが加わったもののその頃はまだその色は濃くなくて、とにかくひたすらハードなロックバンドだった。もう出だしの15分くらい続くメドレーだけで圧倒されましたね。勿論あの70年代の若さ、勢いというのはもう二度と再現できないものではあるけれど、それからちょうど20年後でもこんな素晴らしいライブをやっていたなんて!!
さて、その96年ライブでも途中からマイケルがゲストで加わって、これまた往年の名曲の数々をやってくれる。僕が大好きだった(初来日の時も披露された)「Takin’ it to the street」もやっていてこれはちょっと涙もの。
そして「Black Water」の盛り上がりときたら!この曲が昔全米No.1になったというのは理解できなかった時もあったけど、アメリカ人てやっぱりこういうの好きなのね。
ああ、でもオリジナルメンバーの内、もう4人も亡くなってしまっているのですね。
キース・ヌードセンも一昨年亡くなっているんだ・・・・合掌。