ヤニック・ネゼ=セガン指揮グラン・モントリオール・メトロポリタン

これだけ休んでおいていきなり何だ、という感じですが久しぶりに大感激するディスクに出会いました。
ブルックナーの第七番交響曲。指揮者もオーケストラも全く知らない名前。普通ならばパスするところですが、たまたまNAXOS MUSIC LIBRARYで見つけたので聞いてみたところ、もう最高。
こんなに流れが素晴らしく表現力豊かな歌いきるブルックナーは初めて!比較的ゆっくり目のテンポ(でも上岡君に比べたらかなり速いですね)をベースに所々かなりテンポを揺らしますが、どの箇所も全く淀みなく実にスッキリと流れていって心地よいことこの上なし。録音も素晴らしく、やや音響表現に偏っているか?と思われる程ですが、音楽的な中身も濃いです。
このスタイルのブルックナーというと歴史的な名盤ともいえるマタチッチ指揮チェコフィルの録音が近いかもしれませんが、そのマタチッチと比べても比べ物にならないくらい素晴らしい演奏という気がしました。
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団(笑、あまり上手そうに思えない名前なのに)も音色・テクニック共にメジャーオーケストラに負けない素晴らしいものを聞かせてくれます。
やっぱりブルックナーの7番はこういう風にドキドキワクワクさせてくれないと・・・と言ってもこんなドキドキワクワクは初体験です。いつでもオンラインで聞けるんだけど発売されているディスクはSACDマルチなので買ってしまおうかな・・・・