譜面の無い音楽

クラリネットの田中正敏氏のリサイタルを明日に控えて・・・・
いやはや、随分譜面と格闘いたしました。僕は決して譜面は嫌いではないのですが、どうも譜面通りに弾くのが苦手な模様です(笑、模様というより明らかに・・・)。譜面を読むのは面白い。実に勉強になる。そして書くのは大変だけど、これまた非常に勉強になる。だけど結局の所書かれた譜面通りに演奏することには喜びを感じられないんでしょうかね??
『ネーチャー・サウンド・オーケストラ』のような音楽をやっていると、本当に譜面なしで進められることに大きな喜びを感じます。朝崎さんとの共演にしてもそう。それは進行台本無しの即興演奏というものではないけれど、進行台本に囚われずに進められる自由さがあります。このくらいが僕にはちょうどいいのかな?
あ、そう言えばクラシックの世界には「小節線の無い音楽」というのがごく稀ではありますが存在します。バロック期のルイ・クープランに代表されるプレリュードや、近代スペインの作曲家フェデリコ・モンポウの作品などなど。これは又何か違った意味での自由さ、浮遊感があってとっても好きですね。考えてもみれば僕の即興演奏のスタイルって案外この辺にヒントを頂いているのかもしれません。
さあ、まあそんなブツブツは心の奥にしまっておいて(笑)、明日は久しぶりに色んなもの弾きます。これはこれで勿論楽しみ〜!!何しろヘンデルシューベルトガーシュインブラームスですからね。
そうそう『ネーチャー・サウンド・オーケストラ』ですが、前回のライブの音源をジョーさんに頂いてから何度も聞き返して反省状態。次回ライブに向けて新たなる秘策を練っております。実は今日ももうピアノは弾けないので、これからこちらのネタ作り。上手く行くかなあ??ちょっとワクワクドキドキのお楽しみです。