南雲剛樹ふたたび・・・

またまた無精が続いておりますが、今を去ること三日前(笑)、東京は恵比寿の「アートカフェフレンズ」というお店で、昨年12月に知り合ったジャズシンガー南雲剛樹さんのライブがありました。

東京はこの日から急に寒くなって雨も結構降っていて、出不精の僕は普段だったら出かけるのもキャンセルしてしまうのですが、このライブはとても行きたかったのでかなり無理して出かけてまいりました。

いやあ、その甲斐あって楽しかったです。僕が座ったテーブルは「バイリンガル」な席で日本在住40年(?!)のトーマスというファンキーなおじさんが実に盛り上がっていました。ロマンチックなバラードになると女性を誘ってチークダンスを始めてしまったり・・・

そうそう剛樹さんのバラードやスウィングするナンバーの素晴らしさはもう分かっていたけど、驚いたのはチック・コリアの「スペイン」をアル・ジャロウが歌ったバージョンをやりまして、あの恐ろしく難しいリフを完璧に歌いこなしていたこと。当たり前のようにやっていたけど、アル御大だってライブでは結構外していましたからね(笑)。あの発音の完璧さとリズムの素晴らしさに恐れ入ってしまいました。

でも実は一番楽しかったのはステージが終わってしばらく歓談していたらこのトーマスさんが僕に「ピアノを弾け!」と言い出して(実はこの日はとても弾きたくなかったのですが・・・)、仕方なく「剛樹さんと一緒だったらやってもいいよ〜」ということでまたしても即興のセッション三曲か四曲?何やったっけ?「When I Fall In Love」、「Stella By Starlight」、後は知らない曲だったなあ・・・

不承不承始めたものの、やっぱり彼と一緒に音を出すと楽しいです。

という訳で今年は必ずどこかで彼とライブをやっていくことになると思います。

あとこの日は「バイリンガル」なテーブルに3人の「高橋さん」が並ぶというこれもまた偶然ながら面白いことになりました。その高橋さんの一人が、これまた僕がユニバーサルミュージックでお世話になった方の元上司だったという何とも狭い世界で話も盛り上がってしまいました。

この高橋さんのお奨めで最近ミシェル・ルグランを聞いているのですが、この人のちょっとジャズっぽい系のソロアルバムが素晴らしくて、今日は久しぶりにコピー(採譜)なんてしてしまいました。誰かの演奏をマジメに譜面に起こすなんて何年ぶりの作業でしょうか?

そんな感じでここの所結構暇なので一日中ピアノを弾いています。忙しくなるとこんなにピアノ漬けの生活は送れないですからね。今のうちに浸っておかないと。。。