感動のウィーンホール!

いやあ、素晴らしかったです。

今日はゴスペルシンガーHALさんのCDレコーディングでした。
既に9月末、CDの半分に相当する歌+バンドのレコーディングを終えていたのですが、今回の目玉は何といっても、ヨーロッパの教会並みの豊かな残響を誇る東京府中ウィーンホールでの歌&ピアノの録音。

あ、ちなみにわたくしはピアニストではなくてレコーディングエンジニアです。

ごまかしの効かない一発録りだったため緊張もしましたが、このホールはもう10年以上、一時期はホームグラウンドと言ってもいいくらい(?)沢山のレコーディングをしてきたおかげで、自分の狙い通りの音がバッチリと録れました。いや、それ以上かな?でもそれ以上になったのはHALさんとピアニストのTATSUYAさんの素晴らしい演奏のおかげです!!

最初にHALさんからCD録音のお話を頂いた時に僕は自分の勝手なイメージで「絶対にウィーンホール!!」とオススメして、ホールを押さえるのにも結構苦労させてしまったのですが、今日現場で音楽が鳴り出した途端から鳥肌の立つような感動を味わいました。

演奏家として、エンジニアとして数多くのレコーディングを経験してきましたが、こんなに楽しく感動的な瞬間ってあっただろうか?というくらいの素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

なかでも素晴らしかったのは、途中HALさんが多重録音で即興でハーモニーをつけて「一人コーラス」をやったところでした。あんまり凄かったのでこの部分だけ最初の歌+ピアノのパートを消してアカペラコーラスのボーナストラックを作ることにしました!

そうそう、このお導きを下さったのは僕とはもう長い付き合いになる(笑、なってしまったなあ・・)歌手の合津知里さんでした。今回は彼女がプロデューサーとして踏ん張ってくれたおかげで、このレコーディングが実現したのでした。

そしていつも僕のアシスタント、調律をやってくれる若木君の存在にも感謝!!

このCD、あと少しだけ追加作業をして12月中旬にはリリース予定です。
がんばらないと・・・・(ミックスはちょっとだけ大変かも・・・)