携帯、ライヒ、エコドライブ


僕の携帯はかなり可哀相だ。お出かけの3回に1回は忘れられる。連れていってもらっても、ずーっとサイレントモードなので着信もメールも気付いてもらえない。下手するとかばんに入ったまま数日間忘れられてしまう。この前なんか宮崎に三日間行く時、出発の羽田空港に向かう途中で電池切れ、でそのままお供だけした。綾町の綺麗な空気は殆ど味わえなかったはず。。。

えー、何が申したいかと申しますと。。。すいません、携帯メールとか返事遅れております(笑)。急ぎの用は携帯にかけないでね、と言ってしまっては本末転倒、、、なんでしょうね(汗)。携帯されない携帯電話って何なんだろう?

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一昨日NHK教育TVでスティーブ・ライヒの「18人のミュージシャンのための音楽」をやっていた。ミニマルミュージックの古典的名作。でも意外と生で見る、聴く機会は少ないだろう。なにせピアノ4台、木琴・鉄琴系5台、弦、クラリネット、声楽という編成。初めて聴いた時はビックリしたなあ。ああいうトランス状態というのはあまり経験したことないかも?

でも演奏家としてライヒの作品に関わると、何か自分が自動車工場で働かされているような気がしてくる(爆)。ひたすら「裏拍」ばかり弾く役であったり、延々同じフレーズを繰り返したり。。。枝葉に捉われていると全体が見えないからトランスにははいれない。それでいいのか、そうでなきゃいけないのか、イマイチ判らない。

まあ、そうは言ってもTVでライヒの作品の演奏シーンを見れるのは中々面白かった。御大もピアノで参加。東京オペラシティでの収録だったけど、若い聴衆が多いのが印象的だった。リミックス盤とかも出ていたもんね。

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最近『エコドライブ』なるものに挑戦している。と言ってもそんなにたいしたものではなくて発進の時にアクセルを踏み込みすぎない(平地だったら1500回転まで、上り坂だったら2000回転まで、くらいが目安かな?)、当然のことながらスピードは出さない(ほぼ法定速度遵守になりますね)くらいの感じ。それでも最初はとにかくたるい。そして周り(というか後ろの車)に迷惑をかけているような気がしてならない。ところが、だ。実際にそのくらいで走ってみると後ろの車もこちらを上回るくらいにエコドライブしている場合が多い。まあ中にはエコドライブでなくて単純に怖くてスピードが出せないみたいな初心者ドライバーさんもいらっしゃいますが。。。
僕の場合下り坂なんかで速度が出るのはOKにしちゃっているので、結構後ろの車との距離は大きくなったりもする。でも何度も離れたりついたりしつつ、結局30分近く走っていても後続車は変わらない。つまりあちらの方がよりエコに走っているわけだ。
そう気付くとなんか、たるいような、迷惑なような走り方が段々気持ちよくなってくる。後ろに10台くらい連なってきて明らかに真後ろの車はイライラがたまっていると思われつつも、「俺は今後ろの10台にエコの何たるかを教えてやっているのだ」くらいに思っておけばいい(笑)。

いや、でも一車線の道で明らかに追い越しにかかろうと狙っている後続車を見ると、正直申し訳なくなるような・・・・ちゅうか危ないよね。夜はね、とくに飛ばしたい人が多いみたい。あとね、コンビニの駐車場から通行量の多い道に右折で出よう、なんて時はちょっと困りますね。そうそう、首都高なんて乗れないだろうな(爆)。まあその辺りは程々に、ということで。。。

僕は本質的には全然節約家ではなくて、完全な浪費家タイプ。エコドライブなんてガソリンの節約のためにやろうなんて思っても絶対に続けられない。でも初めてみると、何となく気持ちよいのだ。ちょっとスローな音楽かけてたらたら走っていると、何か幸せな気持ちに満たされてくる。